2007年7月31日火曜日

竪穴住居の生活体験 伊達で「縄文キャンプ」

 【伊達】北黄金貝塚公園内の竪穴住居で一晩を過ごす、市噴火湾文化研究所主催の「縄文キャンプ」が二十七日に行われ、市内のほか札幌などから親子二十人余りが参加した。
 遺跡の活用と、縄文の精神文化の一端を感じてもらおうと企画。竪穴住居は一九九六年に見つかった約四千年前の住居跡に上屋を復元した。
 参加者は自己紹介の後、早速石斧(せきふ)でカラマツを切る作業に挑戦。約三時間かけて、ようやく夕食の調理の際に使うまきを手にした札幌・北光小五年の小杉直大君(10)は、「すごく大変。でもその分水がおいしい」と笑顔を見せた。
 その後、同研究所の学芸員の指導で作った、黒曜石をとがらせたナイフでシカ肉を切り、火をおこして夕食の「縄文焼き肉」を準備した。食後は感謝の気持ちを込めて貝塚で「もの送り」の儀式を行い、小川や風の音を聞きながら眠りについた。
(北海道新聞より引用)

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