二十日に札幌ドームで開幕戦を迎える北海道日本ハムの私設後援会や公式ファンクラブ会員が増え続けている。北海道移転時の二〇〇四年夏に二十五団体だった後援会は、現在は道内五十五市町村に七十九団体と三倍以上、ファンクラブ会員も三万九千人から六万八千人と倍近くになった。 開幕戦チケットも完売、道民球団として浸透してきた。球団は「後援会百団体、ファンクラブ会員十万人」と目標を掲げる。 後援会は地域住民による応援組織。観戦ツアーを組んだり選手などを招いてイベントを開き、球団と地域の結びつきを深めている。 移転直後は札幌で発足するケースが多かったが、道内各地に広がった。この二月に胆振管内白老町で発足した「日本ハムファイターズしらおい後援会」は一カ月で約二百人の会員を集めた。紺谷浩光幹事長は「社会人野球チームもある『野球のまち・白老』に、日ハム後援会がないのはおかしいということでつくった。月一回ペースでドームに応援に行きたい」と意気込む。 年会費三千円のファンクラブは関連グッズのプレゼントなどの特典がある。道内試合観戦者のうち会員は平均30%程度で、球団は「あとの70%をファンクラブに取り込むのが課題。後援会も道内市町村の三分の一程度で、まだまだ拡大する余地はある」と話す。
(北海道新聞より引用)
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